AFD100情報 vol.4~1959T対2203

『AFD100情報vol. 2』でスラッシュと他ふたりが先回の動画の中でスッタモンダしている通り、スラッシュが『Appetite for Destruction』で使ったマーシャルが何なのかワケがわからなくなっているようだが、ここで事実関係を整理するためにマーシャルが1959T(註:クリーム時代にクラプトンが使っていたことでも有名なトレモロつきの1959)と2203の関係を説明してくれた。

そもそもアンプの改造がはやり出したのは80年代初頭のアメリカにおいてだった。プレイヤーたちはオリジナルの状態より一層高いゲインを求めたのだ。思い返してみるに、その当時のマーシャルの最新モデルはJCM800 2203や2チャンネルの2210とその50Wバージョン2205(註:マイケル・シェンカーの愛器)たちだった。下の写真は日下部正則さん所有の2210

その頃の最も典型的な改造といえば、回路に手を加えたり、ゲイン段を足して、もしくはその両方を施してボイシングを変えることだった。その点1959Tはこの改造に最も適したモデルであった。なぜなら増設するゲイン段に必要とされる真空管をトレモロ用としてすでに搭載していたからだ。そうしてこの1959Tのトレモロ要のプリ管の片側を利用してスタンダードな2203のマスター・ボリューム回路にアップグレードされたのだ。(そのスペアの真空管は2203をも凌ぐゲインステージとして使用された)下の写真は1987T(1959Tの50Wバージョン、T氏のコレクション。トレモロのコントロール用のノ部が通常の1987より2ケ多い)

こちらはichiroさん所有の1987T

AFD100情報
2010/03/10 15:00