【第3話】宇宙の珍味
彼の名前はムンスター。
もうご存じの通り、ムンスターは食べることが宇宙の時間の中で一番好きです。
スタンクトンはたくさんたくさん散らばっていて、食べてもなくなることなんてちっとも想像できません。足の踏み場もないほどに、いくつもいくつもあります。
「もーたべきれないや」
と、毎日同じことばかり思うのです。
今日はスタンクトンについてのことをちょっとだけ、ご紹介いたしましょう。
スタンクトンといっても、実は種類も形も様々、味も匂いも様々なのです。
ムンスターが好きなスタンクトンの中でも珍味中の珍味は、少し遠くにある赤い星、「レッドエッグ」と呼ばれる貴重なスタンクトンです。
レッドエッグは他のスタンクトンと違って、つやつやと赤く光っています。
つかまえて外の皮をバリっと剥くと、中からオレンジ色の塊がブルンと現れ、とろける様に形が無くなっていきます。
そこに天の川ソースをたっぷり塗りつけて、最後は火の惑星で片面だけじっくりとあぶった円盤で挟んだら出来上がり。
この「レッドエッグサンド」がムンスターのお気に入りのなのです。
実は、レッドエッグはかなり遠い場所にしかありません。
歩くのが嫌いなムンスターは、そこに行くまでにかなりの時間がかかり、途中でいつも疲れちゃって道草したまま寝てしまいます。
今日はたまたま、好運にもどこか遠くから飛んできて足もとに転がってきたレッドエッグを追いかけ、そしてやっとの事で捕まえると、レッドエッグサンドをこの大きな口を開けて、ポロポロと星屑をこぼしながらペロリとたいらげました。
まんぷくになり満足したムンスターは、いつものようにごろんと横になります。
そして瞬くうちに、すやすやと寝息を立てるのでした。
・・・
眠ってしまったムンスターはそのまま暗闇の波を漂い、更に遠くの宇宙に誘われます。
むにゃむにゃと体を起こし、ここはどこだろう?とあたりを見回しました。
するとどうでしょう。
なにやら白いモハモハした物体が、スタンクトンに紛れてモコモコ動いているのが見えたのです。
はっとして目が覚めたムンスターは不思議そうに目を凝らしました。
なんだろう?今にもムンスターのドキドキが聞こえてきそうな気がします。
あんな風にモコモコ動くものは、スタ
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