山登りの巻11月27日の土曜日に、研究室の男の子たちと山登りに出かけた。今は空前の山登りブームとは実は知らなかったのだが、研究室で始めた山登り遠足に参加してみようと思った。
私はもともと富士山や箱根の山々がよーーく見える静岡県で育った。そのせいか、山は遠くから見て美しいもので、登るものじゃないと思っていたし、わざわざ苦しい思いをして何になるんだ、日常だって十分苦しいぞと思うので、山登りは、今後の人生で絶対ないことの一つだった。
しかし、ここのところうんざりするようなことが続き、自分のこれからの生き方を考える必要があるなと思うようになり、なにか絶対にしないようなことをしてみようじゃないか、今まで見えなかったことが見えるかもしれないと思っていた矢先、研究室で伊勢原の大山に登った話を聞いた。
『登ってみるか・・・』
山登り部部長のK君に、「私も登りたああーーイ」と話しかけると、案外あっさりと「いいですよ」の返事。「でも足手まといになったら、置いていきますよ」と追加の返事もあった。
『やつは、私をおばさんだと思ってあなどっているな。Fufufu・・・馬鹿な奴め。実は私は毎日犬の散歩をしながらジョギングして、足腰鍛えてるんだぞ、なめんなよーーー』
と心の中で叫んでみたが、若干強気ではあった。
今回登る計画をした山は、箱根の神山(かみやま)と駒ケ岳、早雲山である。地図を見ると大したことはない。また、最初から無理な計画をしないように、強羅から早雲山まではケーブルに乗ることにした。一緒に行ったM君は、登山経験が多く、安心なメンズである。
朝早く小田急の湯本行に乗り、装備はバッチリ、山頂で食べるカップラーメンやチョコも買い込んだ。湯本から登山電車で強羅まで行き、そこから早雲山までケーブルに乗る。ケーブルに乗っているあたりは、一面紅葉で本当にきれいだった。『来てよかった
』
ケーブルで終点あたりになると、ちょっと様子が変だぞ。山の頂上のほうが雲で覆われ、どす黒い感じである
。あれれーーー、強羅あたりでは青空でかなりいいお天気状態だったのにィ・・・。おかしいぞ。これはなんだかちょっとOOOOoo
。
早雲山駅から大涌谷までロープウエイに乗った。大涌谷の上を通っているので、すごい景色である。まるでインディジョーンズだぜ。スリル満点。うひょー、テンションあがるぜ!
硫黄のにおいぷんぷんの大涌谷に到着した。でも登る予定の神山の頂上が雲に覆われていて見えないぞ。ひゃーー、どうすんのよ。
K部長が言った。「さあ、登りますよ」
「エっ、マジ??!」
「さあ、行きましょう」 容赦ない・・・・。
登り始めると、なんと細ーーーい道にはごろごろと岩がいっぱいで、しかもぬめっている。滑るし、急だし、周りは硫黄臭いし、紅葉なんてどこにもないし、あるのは枯れた草と笹だけじゃん。『ああーー、やだよーーー』 心の中で叫んでみたが、後の祭りである。
登り始めて5分もたたないのに、息が上がってしまった。『あれれ、おかしいな。日ごろジョギングしてるのに・・・。変だなあ』
部長のK君の顔を見ると、『おばさん、勘弁してくださいよ。まだ5分ぐらいしかたっていませんよお』って感じ。
『悔しい。きっと研究室のみんなに言うんだろうなあ。あああ、悔しい、悔しい。死に物狂いで頑張るしかないか・・・』
ほぼ無言で、とにかく頑張って登った。気を使ってか、時々休憩は入れてくれたものの、登っても登っても頂上には着かないむなしさを感じてきた。でも、すれ違う人たちに声をかけられ、頑張ってとにかく重い足を前に進めた。と、ある女性のグループにすれ違いざまに声をかけられた。
「山ガールだね
」
いひひ、そうなんです。私は山ガーール![]()
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K君に早速言ってみた。
「ねえ、私山ガールだってよ」
「はあああ???どこに????」
「ちっ、こいつしらばっくれやがって・・・。」
男の子2人は、その後無口になってしまった
・・・・。
私はがぜん頑張った。そして神山の頂上に到着した。うひょーーー、やっと着いたよ。やったああ。ここで食べたお昼のカップヌードル
、本
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