ハート・ロッカー

[晴乃の総合評価:4.0(5点満点)]

『ハート・ロッカー』


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2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開
2008,アメリカ,ブロードメディア・スタジオ
© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.


大作や大本命と言われたライバルたちを蹴散らして、第82回アカデミー賞で作品賞や監督賞など6部門に輝いた『ハート・ロッカー』。その強さはどこにあったのか、今さらながら検証しました。

2003年から始まったイラク戦争を背景に、爆発物処理部隊のスペシャリストと、同部隊兵士達の任務や日常的にさらされた緊張感を終始手持ちカメラで映し出し、ドキュメンタリーのように実にリアルに描いています。その本物とも思える臨場感が、鬼気迫るイラク戦争の現状や兵士たちの精神状態を否応なしに伝えるため、出口のないトンネルを走り続けなければならない閉塞感さえ感じるのです。


私が心に強く残ったシーンが2つあります。1つは、前半シーン。兵士達がそれぞれにプライベートな事を語り合っている中で黒人兵が、『彼女が子供を欲しがっているけど、俺はまだいらない。欲しくない。』と語っていたのに対し、後半、命の危険にさらされ死というものを意識したとき、『息子が欲しい』という心情の変化がはっきりと描かれていたこと。人間は自分の人生に陰りが見えた時、子孫への執着に変わるのかもしれません。自分がこの世に存在したことの証を残して置きたいという最後のエゴが子供に託されるのだと私は感じました。


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もう1つ印象に残ったのは、無鉄砲な爆発処理スペシャリストの強者兵士が、任務が終わり自宅へ

■シネマレビュー(新作映画) | 映画
2010/05/16 23:52



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