ヴェネチア映画祭体験リポート(2)

『Potiche』に続いて、同日21:30からの正式上映は、イタリア人監督カルロ・マッツァクラティの 『La Passione』でした。レッドカーペットでは、監督はじめ、出演陣をカメラに収めることが出来ました!

この作品、ストーリーはかつては期待された映画監督が確かな実績も残せないまま今や50歳を迎え、最後の映画製作に躍起になっているのに、うまい具合に事が運ばずに、さらにプライベートでも問題が勃発するというお話です。なんだかこの部分だけ聞くと同じイタリア人監督だし、フェリーニの 『8 1/ 2』 のオマージュか?!なんて思ってしまいますが、 大分違ったようです。


カルロ・マッツァクラティ監督は、1994年に「Il toro」でヴェネチア映画祭の銀獅子賞を受賞。それ以降、1996年に「Vesna va veloce 」、1999年には非コンペで『Ritratti: Mario Rigoni Stern』を出品、2000年に『聖アントニオと盗人たち』でコンペ入りと、イタリアのベテラン監督で、本作は4回目のコンペ入り!!自国イタリアの期待も相当集まっているはずだと予想していました。

やはり予想を裏切らず、熱狂的なファンが会場に駆けつけていて、上映前から熱気に包まれていました。

しかし・・・、作品はというと個人的には少々期待はずれだったかも。

【土屋的見どころ】   作品評価★★★3.0 (5段階評価)

宗教が基軸にあるストーリー展開は、信仰のない人間にとってはいささか馴染みにくいものです。また、真の作品理解に迫ることなど到底出来ない気がするというのが、正直な感想かもしれません。それほど、宗教という壁は厚く、隔たりを感じることは否めません。

作品を観ていてひとつ気になる点がありました。それは、キリストが十字架に

■シネマレビュー(新作映画) | ■映画と旅するヨーロッパ |  ・イタリア
2010/09/17 12:23



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