ベルリン映画祭・コンペ部門(2)-The Future-

The Future

監督: Miranda July
脚本: Miranda July
出演: Hamish Linklater, Miranda July, David Warshofsky ほか
オリジナル言語: 英語
2011年/ドイツ・アメリカ/91分


【ストーリーのあらすじ】

主人公は30代の男女カップル、ソフィーとジェイソン。
付き合って4年になるというのに、どうもしっくりいっていない。倦怠期の原因は、お互いの仕事を嫌っていることもにもあった様だ。このマンネリ化した関係から脱出するためには、2人で何か協力して出来ることを探そうと考える。そして2人は、傷ついた猫を引き取って面倒をみることを決めるのだ。しかし猫を引き取るためには、これまでの生活を変える必要があった。しかしこれが2人の関係を更に悪化させることに・・・。


【所感】

劇中に終始流れるファンタジックな雰囲気はとにかく絶品です!
主人公ソフィーを演じるミランダ・ジュライが脚本・監督も務めていることから、彼女のカラーが全開・炸裂の、なんとも掴みどころのない、不思議で可愛らしい作品に仕上がっていました。
小さな女の子のナレーションで始まるオープニング。その声の持ち主が、実はネコであることが分かる導入部分から、ただごとではない作品の良い香りを感じます。さらに、ソフィとジェイソンのやり取りは、幾度と無く笑いを誘っていました。2人の間に流れている間合いやトーン、抜け感とでもいうのか、ゆる~い空気感がそのままこの作品の色になり、おとぎ話のような異次元の世界を作り出すのに手伝っていました。

脚本はオープンエンディングで、彼女たちが将来どうなっていくのか・・・という余韻を残しながら幕を閉じます。かつてフェミニズムの重要性を語っていたミランダ・ジュライらしい女性の描き方にも共感を覚えます。個人的には、とても好きな作品。

■シネマレビュー(新作映画) | ■映画と旅するヨーロッパ |  ・ドイツ
2011/02/17 18:45



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