『マリと子犬の物語』 船越英一郎 インタビュー

“冷たく悲しい涙が流れるのではなく、あったかい涙が流れる作品”

出席者:船越英一郎

2004年10月23日、午後5時56分に発生した、マグニチュード6.8の新潟県中越地震。闘牛や錦鯉の産地として名高い山古志村も、幹線道を寸断され完全に孤立、壊滅的な被害を受けた。地震の当日、石川家で3匹の子犬を出産した母犬マリ。地震後、倒壊した家屋の下敷きになった石川家の家族を子犬の面倒をみながら励まし、救助ヘリでやって来た自衛隊員を誘導し、救出に成功する。だが、人命優先のため、マリと子犬たちは現地に残されることになり…。
自分の命がどうなろうと、家族の事を一番考える理想の父親役を演じた船越英一郎さんにお話を伺った。

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まず初めに本作をご覧になった感想を聞かせてください

■船越英一郎(以後、船越)「自分が出演した作品は大体観終わった後に“怒り”が込上げて来ます。それは「俺はなんでこんな芝居しか出来ないのだろう。そこは違う芝居だろう!」とか、そんな反省や不満が怒りに変わっちゃうんです(笑)。だた、この映画だけが最初から号泣しました!恥ずかしいくらい泣いてしまいました。自分が出演した作品では初めてかもしれないです」


それはご自身の演技というよりも、映画全体を通してでしょうか?

■船越「まぁ、子供と犬にやられたって感じですかね(笑)。僕が出演している事がどこかに飛んで行っちゃうくらいの“作品力”のある映画ですよ」


以前から船越さんは犬がお好きだったのでしょうか?

■船越「元々柴犬飼っていたんですよ。17年位生きた犬でして、実家で飼っていて途中で家を出たもので、実際に暮らしたのは7年位ですかね。とても柴犬とは馴染みが深いです」




今回動物と自然が相手の撮影でしたね。撮影で苦労されたこともあったのでは?

■船越「とにかく現場全体のテーマが「いかに犬にストレスを与えないか、負担をかけないで撮影をするか」でした。犬にストレスをかけない方法は撮影を急かさないで、時間をかけるしかないんですよ。この映画は3ヶ月という長期にわたっての撮影でして、僕が犬と添い寝をするシーンなんかは実際10秒程度なんですがそのシーンを撮るために丸一日掛かりました。ただ犬に寝てもらうまでひたすら待つんですよ。ドッグトレーナーの方が添い寝してスタッフ全員“シーン”としている中で、「はやく寝てね(小声で)」と言いながらさすり、みんな固唾を飲んで寝るのを待って「寝たぞ!ヨーイ、スタ

★インタビュー(interview)
2007/11/22 16:23



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