『ミスター・ロンリー』ハーモニー・コリン監督 インタビュー

“ハーモニー・コリン監督が贈る、不器用な二人の切ないラブストーリー”

出席者:ハーモニー・コリン

パリに住むアメリカ人青年マイケルは、不器用な性格から自己を社会へ適応させるためにマイケル・ジャクソンとして生きていた。そうすることにより、人とのコミュニケーションをかろうじて行うことができていたのだ。そんなある日、マリリン・モンローとして生きる女性との奇跡的な出会いによって、人生の転機が訪れる。
『ガンモ』で映画界に衝撃を与えたハーモニー・コリン。『ジュリアン』から8年を経て新作『ミスター・ロンリー』を撮った彼にお話を伺った。

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8年ぶりの新作ですが、『ジュリアン』を撮り終えてから今作に至るまで、どのような活動をされていたのでしょうか?

■ハーモニー・コリン監督(以降、コリン)「8年前に前作を撮ったとき、もう映画作りをやめようと思ったんです。もう何も言う事は残ってなかったし、頭の中があまり健康な状態ではなかったんです。乞食みたいな感じになってました。なので、ここで映画業界から消えるのが一番いいと思って、あちこち旅行しているうちに、自分を見失ってしまったんです。だけど、数年前にやっと、自分のことをよく思えるようになってきて、頭もすっきりしてきました。そしたら、またいろいろなイメージが浮かんでくるようになったので、また映画を作ろうという気持ちになりました」


本作の主人公はインパーソネイター(モノマネをして生きる人たち)ですが、彼らを主人公に選んだ理由は?

■コリン「映画を作る上で、いつもクレイジーなキャラクターとか変な人たち、一般に社会の外側にいる人たち、そしてどこか脅迫的な観念を持っている人たちに魅かれるのですが、インパーソネイターの脅迫観念的な部分にとても魅かれたんです。そして、そういうモノマネをする人たちをヒッピーのコミューンみたいな感じで、共同生活させたら面白いんじゃないかとアイデアを得ました。それぞれアイドルやアイコンのモノマネをしている人たちの神話みたいなもの、つまり彼らの性格とか資質とかを、ストーリーに組み込んだら面白いと思ったんです。それからモノマネをする人たちのビジュアル的なイメージも面白いなと思いました」


この映画では、マイケルたちの物語と最後まで交差しない、パナマの尼さんたちの物語も同時に描かれていますが、この2つの関係性について教えてください。

■コリン「両方の物語について長い間考えていて、最初は2つの映画にしようかと思ったのですが、結局同じことを言っていると思ったので、一つにしました。シ

★インタビュー(interview)
2007/11/22 19:06



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