『インビジブル・ターゲット』ベニー・チャン監督 インタビュー“往年の香港アクションのレベルを目指した”
出席者:ベニー・チャン監督
[『インビジブル・ターゲット』ベニー・チャン監督]
ジャッキー・チェンの90年代の傑作『WHO AM I?/フー・アム・アイ』、2000年代最高傑作との呼び声も高い『香港国際警察/NEW POLICE STORY』。このジャッキーの代表作を手掛けたベニー・チャン監督が、ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、そして、ジャッキーの息子であるジェイシー・チャンというフレッシュな若手俳優を起用して、ドラマチックなアクション超大作『インビジブル・ターゲット』を完成させた。
最近、元気のない香港アクションの復活と、次世代アクション・スターの発掘を志したベニー・チャン監督にお話をお聞きしました。
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本作の魅力は?
■ベニー・チャン監督(以下、ベニー)「まず、ニコラス・ツェー、ジェイシー・チャン、ショーン・ユーの組み合わせが新鮮だと思います。それからアクションですね。この3人を使って、香港アクション映画全盛期だった80年代~90年代のレベルにまで、アクションの質を引き上げよと思いました」
監督が影響を受けた香港アクション映画は?
■ベニー「まずブルース・リーの作品は外せないですね。子供の頃に見て、興奮しました。動きを真似するほど影響を受けました。それからショウ・ブラザース製作の作品ですね。特にチャン・チェ監督『英雄十三傑』(’70)、『嵐を呼ぶドラゴン』(’74)からはかなり影響を受けています。あとは、ジャッキー・チェンやサモハン・キン・ポーの作品です。それから、もうこの業界で働いていましたが、リー・リン・チェイ(ジェット・リー)の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ(‘91、’92、’93、’97)も好きです。『インビジブル・ターゲット』では、これらの作品のクォリティを目指しました」
やはり、最近の香港アクション映画のアクションの質は、下がっていると感じているのですか?
■ベニー「下がっていると思います。次の世代に繋がっていなかったですし、先輩たちはハリウッドへ行ってしまいました。アクション映画を好んで撮る人たちもいませんでした。アクション映画を高いレベルのまま維持させるだけの人材が、いなくなってしまった。これが、レベル低下の原因です」
主演の3人に、次のアクション・スターを託したいという気持ちもありますか?
■ベニー「3人で試そうとは思いました。特にニコラスは武術が大好きで、アクション俳優の方向へ進みたいようです。ショーンとジェイシーは、アクションがあまり好きではないようです」
ニコラスのその方向性は、ジャッキー・チェンとのコラボレーションの影響がありそうですね
■ベニー「ジャッキーの影響もあると思いますが、彼は格闘ゲームが大好きなんです。格闘ゲームのキャラクターのように強くなりたいと思っているようです」
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