『曲がれ!スプーン』長澤まさみ インタビュー

出席者:長澤まさみ

[『曲がれ!スプーン』長澤まさみ インタビュー]

とある喫茶店で年に一度、普段はその能力を隠しているエスパーたちが、自らの能力を披露し合うパーティーが開かれていた。ところがそこに超常現象バラエティ番組のAD・桜井米(ヨネ)が取材に訪れ、パーティーはとんでもない自体へと発展してしまう。

2005年に公開された『サマータイムマシン・ブルース』のスタッフが再集結。若手劇作家・上田誠(ヨーロッパ企画)と、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督がタッグを組み、ヨーロッパ企画の最高傑作戯曲を映画化。三宅弘城、諏訪雅、中川晴樹、辻修、川島潤哉といった小劇場界のオールスターキャストが個性的なエスパーを演じる中、長澤まさみが紅一点、桜井米役で主役を務め、作品に彩りを与えている。ほぼ1日の出来事が描かれるシチュエーションコメディに初めて挑戦した長澤まさみに作品の魅力を伺いました。

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演じた桜井米はどんなキャラクターだと思いましたか?

■長澤まさみ(以下、長澤):「自分の夢や希望を追い求めることに一生懸命な、子供心を忘れないかわいらしい女の子だと思いました。子供の頃に抱いていた夢を大人になっても追い続けることは、なかなか出来ることではないので、そこがとても魅力的だと思いました」


共感した部分は?

■長澤:「やっぱり一生懸命なところです。目の前にある仕事を頑張ってこなそうとするけれども、半信半疑な部分もあって、夢と現実の間でもがいている。そんな米に共感しました」


演じる際に特に気をつけたところは?

■長澤:「米はテレビ局のADさんです。私にとってADさんは身近な存在なので、今まで接してきたADさんたちの姿を米に重ね合わせたりしました。ADさんは“大丈夫かな?”って思ってしまうぐらい疲れているのに、自分がなすべき仕事を淡々とこなしていきます。そこがカッコイイと思いますし、一生懸命な姿を目にすると、“こっちも頑張らなくっちゃ”って、励みになるんです。この諦めない一生懸命さが、みなさんに伝われば良いなぁと思いながら演じました」


今まで出演されてきた作品とは、まるっきりタイプの違う作品だと思うのですが?

■長澤:「そうですね。ワンシチュエーションのお話はもちろん、コメディも初めてです。時間軸が途切れないライブな感覚を味わえるのが、この作品の良さだと思います。今までは、役柄の一生や1年間、1ヶ月間といった長い期間を演じることが多かったのですが、今回はほぼ1日の出来事です。ワンシチュエーションのお芝居は、やる度に新たな発見がありましたし、そこから生まれるライブ感を楽しみながら演じていました」


コメディは難しいという意見をよく耳にしますが、難しかったですか?

■長澤:「難しかったです。私は笑わせるよりも受けのお芝居が多かったのですが、笑いは狙って生み出せるものではありません。現場では“そこまで面白くないかな~”と思っていた笑いが、出来上がってみると絶妙な間となり、面白くなっていたりしました。笑いはどこで生まれるか分からないということを実感しました」


本広克行監督とのお

★インタビュー(2009 interview)
2009/11/18 10:49



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