『ニュームーン/トワイライト・サーガ』 クリス・ワイツ監督 インタビュー出席者:クリス・ワイツ監督
17才の少女と美しく孤独なヴァンパイアの禁断の恋を描いた『トワイライト~初恋』は、超自然的なファンタジーと悲劇的なラブストーリーが見事に融合し、女性たちを中心に熱狂的な支持を得て、2008年の秋に公開されるや、全米で200億円、全世界では380億円を稼ぎ出すメガヒット作となった。そのシリーズ第2弾となる『ニュームーン/トワイライト・サーガ』。前作の大ヒットを受け、全てにおいてスケールアップした本作を手掛けたのは、アカデミー視覚効果賞を受賞した『ライラの冒険/黄金の羅針盤』のクリス・ワイツ監督。人気シリーズの魅力や撮影秘話について語ってもらいました。
_____________________________________
Q:「トワイライト」シリーズの魅力は?
■クリス・ワイツ監督(以下、ワイツ監督):人間が心の中に秘めている欲望を満たす要素があり、それがポップカルチャーというフィルターを通して、超常現象という形で表現されているからだと思います。日本には漫画やアニメでこの手のジャンルの文化的な基盤がありますが、西洋にはなかったのでそれが逆に魅力になっているのだと思います。
Q:特にティーンの女の子にアピールした理由は?
■ワイツ監督:理想的な男性が、女の子を守ってくれるという原作自体が、女の子にとって魅力的なのでしょう。そして、映画化に際して、カリスマ性溢れるロバート・パティンソンが理想の男性を演じたことによって、化学的な反応が起き、ここまでの社会現象に至ったのだと思います。
Q:本作を監督すると決まった時のご感想は?
■ワイツ監督:嬉しかったです。正直言ってあまりプレッシャーもありませんでした。一作目があれだけヒットしたのだから、二作目がどんな駄作でも見に来てくれるからね(笑)。とはいうものの、我々は原作を最大限に活かした最高にエキサイティングな映画を作ったと自負していますし、それを目標として頑張りました。
Q:原作を大切にするのは大前提ですが、それ以外の部分で特に注意された点は?
■ワイツ監督:壮大なスケールの大河ドラマを作り上げることでした。それを実現するために、VFXには「スター・ウォーズ」シリーズのフィル・ティペット 音楽はアレクサンドル・デスプラ、そして撮影はスペインのハビエル・アギーレサロベといった最高峰のスタッフを集めました。
Q:前回監督が手がけた『ライラの冒険/黄金の羅針盤』同様、VFXが凄いですが、今回更に進化した部分は?
■ワイツ監督:『ライラの冒険/黄金の羅針盤』で使ったCG技術を今回も使いました。当時は最新鋭のCGでしたが、あれから何年か経っており、既に新しい技術ではなくなっています。例えば、狼の毛が風に揺れるなどの技術は今では日常的に使われるようになっています。今回、特にこだわったのは色彩です。カラー修正でかなりデジタルを使いました。カラフルな作品にしたかったので、意図的に鮮やかな色彩を使用し、それを均一にするため、そして、自然な色を再現するためにデジタル処理を行いました。
Q:色彩にこだわった理由は?
■ワイツ監督:『トワイライト~初恋~』は冷たいトーンを出すため
コメントを見る (0)
コメントを投稿