6月に観たくなる映画。役所広司。
昔から、好きな役者です。
前職が役所勤めだったから名前が付いたのは知ってましたが、以前マギーが「役どころ広しの意味もこめられている」と言っていたのを聞いて、ひとりさらに納得したことを思い出します。ちなみにマギーとは、彼が舞台全盛の頃、ちょっとした繋がりがあったりしたので、懐かしくもある人物です。
さて。
役所広司が今年初めて映画監督としてデビューすることに。
タイトルは『ガマの油』。
一応ファンタジーという売り文句ですが、私的感想では、大人にならないと描けないプライベート喜劇でした。
「先の見えない人生は、視点を変えればコメディ」のように。
「先は見えないけれど、もっと先なら、じつは見えているんだ」のごとく。
そして最後に、ひと言つくのでしょう。「たぶん……」と。
言葉にならないそんな言葉がスクリーンから伝わってきます。
齢を重ねて見ると、さらに違ったものが見えるんだろうなとも思う。
そんな、あたたかい涙を誘う、トリッキーな作品なのです。
編集部内追伸;
写真の青年は、我がチームの女性陣にも絶大な人気を誇る「瑛太」ですよ。
『ガマの油』
6月6日(土)より全国公開。
www.gama-movie.com
(c)2008「ガマの油」製作委員会
文=中川原