docomoのCM

最近テレビで流れているNTTドコモのCMですが、30年近く前に放映されていた「早春スケッチブック」という番組を思い出しながら見ているのは僕だけでしょうか?番組は山田太一氏の脚本だったと記憶しています。

俳優の山崎努さんが出演していることが先ず共通点ですが、他にも撮影されている邸宅の雰囲気もそっくり(な気がするし)、セリフも「早春スケッチブック」では山崎努さんが息子で受験生という役柄の鶴見辰吾さんに「ありきたりではダメだ!」と何度も言ってたのに対して、CMでは「新しくなくてはダメだ」という趣旨のセリフがあったりして、最近気になって仕方ありません。

若しかしたら意識的か無意識的かにかかわらず、僕と同じような世代で上記番組をよく見ていた人が制作に関っているのかなあ、なんて思います。

番組が放映されていた頃、僕は高校三年だった、つまり受験生でしたが、「ありきたりではダメだ」というセリフに打ちのめされながらも毎週テレビの前に釘付けでした。これから人生でもかなり「ありきたりな」受験という儀式を控える身として、「こんな人生で良いのか」と自問せずにいられなかったような気がします。

それが、最近では「ありきたり」は「楽だ」と瞬間とはいえ思ってしまいがちな自分の気配を感じます。このNTTドコモのCMはそうした世代に対する強烈なメッセージを帯びているように思えてくるのです。

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2008/12/01 18:01



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