地球の裏側 天空都市『マチュピチュ』へ

──────────────────

①、天空都市へ
②、日本脱出
③、ペルーに降り立つ
④、世界遺産クスコ旧市街
⑤、ペルーレイル
⑥、マチュピチュ村でダウン
⑦、マチュピチュ
⑧ 天を仰ぎ見る

あとがき

──────────────────

┗① 天空都市へ ┛ 

  午前6時。開門を待ちわびた者達が、揚々と細い道を駆け上がって行く。
  気温は約10度弱。その先にあるまだ見ぬ遺跡に高揚してか、
私も含め、皆の吐息がいつもより白さを増して空に舞い上がっていた。

  入門ゲートを潜り、足下を見ながらゆっくりと歩いていたが、
そのうちに先の方から、軽く感嘆の声が聞こえて来た。
いよいよだなと、自然と私も足早となる。
  石段を登り、声のする方向へ。ようやく目の前の視界が開けた時、それは現れた。
 
 山から続く尾根が少し開けた場所、周囲は切り落ち、そしてまた山が這い上がる。
幽谷より勢いよく上っていた霧が、幻想的に包み込み、その光景に私も思わず、
『おおっ』と声をあげてしまった。

 少し空が明るくなると霧が晴れ、街が空を指すように佇んでいた。
それが「天空都市」と呼ばれるに相応しい『マチュピチュ遺跡』であった。

──────────────────
┗② 日本脱出 ┛

 夕方に成田より出発し、ロサンゼルスへ向かう。マチュピチュのあるペルーへは、
日本より直行便が飛んでいない為、ロスでの乗換が必要だ。3か月近く前から
マチュピチュへ行く事を決めていたのに、チケットを取ったのは、出発僅か1週間前。
その1週間後にはもう、地球の裏側へ向かうというのは、不思議な気持ちだった。

 アメリカン航空でロスまではおよそ9時間。更にランペルー航空に乗換え、
ペルーの首都リマへは8時間掛かる。更にリマよりマチュピチュへ拠点となる街の
クスコまで、ランペルー国内線で約1時間半。
 リマと日本の時差は14時間。日付変更線を越えて1日戻る為、日付では、
日本出発は22日の夕方4時でクスコには翌日23日の朝6時に到着するものの、
乗換の待ち時間を含めると実際は27時間は掛かっている。

 飛行機の長旅は、テイクオフと、気圧の悪い時のガタガタと揺れる時以外は、
特に苦にはならない。何せ、小さな窓から外を見て、空と雲が綺麗だなと思った後は、
綺麗なスチュワーデスをチェックし、サービスのお酒を飲みまくり、そして寝るだけ、
と思っていたから。。。
 しかしながら、若干ボロが来ている機体のアメリカン航空の席の狭さと、
アメリカサイズの年配スチュワーデスと、考えてもいなかったアルコール有料、
という事には、少々ガッカリした。
 仕方なく、「地球の歩き方」をもう一度読み直していたが、
結局、夕飯時以外は、ビデオを少し見ただけで寝てしまった。

旅行
2011/02/28 16:59



コメント

コメントを見る (4)

コメントを投稿