コラム218 2型糖尿病発症の3~6年前に血糖値の変化が始まる

2型糖尿病を発症する人々は、発症前のどの時点から、空腹時血糖値、糖負荷試験、インスリン感受性、インスリン分泌の変化が始まっているのだろうか。この疑問を検証するため、前向きコホート研究のデータを分析した英国London大学のAdam G Tabak氏らは、発症の3~6年前からそれらの値が急激に変化することを明らかにした。詳細は、Lancet誌に報告された。
日経メディカル・オンライン 09/7/7

2型糖尿病は遺伝的因子に環境因子と加齢が加わって発症するので、ある日突然発症するわけではありません。糖尿病を発症するまでには、10年以上に渡る前状態があるという学説もあります。これが一番よくわかるのは、糖負荷試験といわれています。10時間以上絶食した後、ブドウ糖75gを含んだ飲料を飲んで、30分後、1時間後、2時間後の血糖値を調べるもので、食後の血糖値の上昇とその後の下がり具合をみます。2時間後でも血糖値が高い状態、これを食後高血糖といいますが、この状態では食後一旦上昇した血糖値がなかなか下がらず、2時間後でも高い値になります。これが糖尿病の前段階なのです。健診の結果で空腹時血糖値が正常であっても食後高血糖を起こしている可能性があり、決して安心は出来ないということになりますね。20代30代から糖負荷試験の受診をおすすめします。
店長

糖尿病
2009/07/22 13:39