コラム244 糖尿病克服プロジェクト「チーム香川」 遠隔医療にIT活用香川大学医学部附属病院は香川県医師会や県と連携し、糖尿病克服プロジェクト「チーム香川」(別称:ブルーサークルかがわ)をつくり、糖尿病に特化しITを活用した遠隔医療の導入を目指している。7月20日に高松市で、同事業のキックオフイベントを開催し、血糖値の無料測定やパネル展示などを行った。
遠隔医療は、患者の検査データや画像データといった健診情報を通信回線により伝送し、診療所などの医師が専門医の助言を受けながら診療できるシステム。大病院の診療をただちに必要としない慢性疾患を、地域のかかりつけ医と大病院の専門医が連携することで、日頃の健康管理から高度医療まで、患者が安心して医療サービスを受けられる仕組みが考えられている。
検査データなどの情報を共有化することで、患者にとっては「患者が集中する病院での長い待ち時間がいらなくなる」、「医師不足が深刻な地域などでも専門治療が受けられる」、「症状が安定しているときはかかりつけ医に、深刻な症状があらわれたときは専門領域の医師にと、連携した医療サービスを受けられる」といったメリットがある。
プロジェクトでは、全国で初めてのITによる全県的な医療連携システムである「かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)」を活用する。2003年に運用を開始したK-MIXでは、現在、県内外の病院や診療所などの医療機関のうち80施設以上が参加し、共同利用するセンターサーバが稼働している。患者のネットワーク登録を香川大学医学部附属病院から始め、来年度から県内主要病院へと順次拡大し2万人規模の登録を目指す。
日本生活習慣病予防協会 09/07/27
地域のかかりつけ医院と大病院の専門医がコンピューターでつながり、患者が安心して適切な診断や高度医療が受けられるのが、この遠隔医療です。医師不足・医療の地域格差が問題視されている現代では、とてもいい方法ですね。究極のハイテクは、ロボットを使って、遠く離れた場所にいる患者を手術しようという技術です。東京大学では、試験的に遠隔手術ロボットを開発しています。執刀医が操縦かんを操作すると、ブロードバンド回線を通じて、離れた場所にある手術室のロボットが動くのです。実用化すれば、「名医の手術」をどこにいても受けられるようになるかもしれませんね。
店長