ぴあ×チャンネルNECO強力コラボ連載第7弾!!今回は“角川映画の異色作”について語る!



 「スカパー!」の公認ガイド誌「月刊スカパー!」(ぴあ刊)とチャンネルNECOがコラボする連載第7弾!NECOで放送する映画やドラマの見どころを気鋭の映画ライターさんたちが思い入れたっぷりに語り尽くしてくれます。
第7回の今回は、8月に放送する『スローなブギにしてくれ』について、映画ジャーナリストの中山治美さんが、“角川映画の異色作”について熱く語る!




浅野温子が男を翻弄する小悪魔女優として開花した角川映画の異色作


 「♪want you〜」の歌詞で始まる南佳孝の同名主題歌を聞くと、いまだにワンレングスをけだるくかき上げる浅野温子の顔が浮かんでくる——。

 角川映画と言えば、一般的に薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子の角川3人娘をフィーチャーしたアイドル映画で知られるが、片岡義男原作の『スローなブギにしてくれ』を筆頭に、大藪春彦原作の『野獣死すべし』や『汚れた英雄』など、ハードボイルド映画も数多く存在する。しかも、『スローなブギにしてくれ』の藤田敏八監督をはじめ、『セーラー服と機関銃』の相米慎二、『探偵物語』の根岸吉太郎ら、にっかつロマンポルノの精神を引き継ぐ監督たちを積極に起用しているのだから、うっかりアイドル目当てに見に行ったら、濡れ場の艶めかしさに“イケないモノ”を見ちゃった罪悪感を覚えたものだ。

 『スローなブギにしてくれ』では、浅野演じる奔放な少女が、偶然出会った白いムスタングに乗ったおじさん(山崎努)によって複雑怪奇な大人の世界に足を踏み入れることになるのだが、80年代に子供時代を

2011/07/20 09:41



コメント

コメントを見る (0)

コメントを投稿

* コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。