[イベント] ライブラリートーク:Western-Style Painting in Japan 今夜はアカデミーヒルズ六本木ライブラリーにて「Western-Style Painting in Japan」というテーマでの、 元上智大学教授姜徳煕先生によるライブラリートークでした。
姜先生は、韓国生まれで日本育ち、その後米国に渡って美術史研究をされ、日本に戻って上智大学の教授をなさっていた方です。
お話いただいた内容は、まさにタイトルの「Western-Style Painting in Japan」についてで、室町時代から現代に至る過程で、日本の画家たちがいかにして西洋的技法(写実、遠近法、陰影法)をその作品に取り入れ、「洋風画」が「洋画」へと変化して来たのかという日本美術史です。
実際の作品のスライドを数多くご用意いただき、熱のこもったお話にはついつい聞き入ってしまいました。残念ながら時間が足りずに、お話は江戸時代までで終わってしまったのですが、いつかぜひこの続きをお話いただける機会があればと思わずにはいられませんでした。
江戸時代までの日本の絵画では、「雲」と「波」と「光」を写実的に描き込む手法が確立していなかったとか、「解剖学」に裏打ちされた立体的な人物表現ができなかったとか、興味深いお話をいくつも聞かせていただきました。
歴史的に日本人は美術を身近なものとして楽しんできた=「床の間」は家庭のミニチュア・ミュージアムであるというお話には、思わず「う~ん、なるほど」と感心してしまいました。
詳しくは姜先生の著書(英文)に書かれているので、読めば先生のご研究の内容はわかるのですが、やはり作品のスライドとともにお話を聞くのと本を読むのとでは、理解の深さがちがってしまいます。またの機会が設けられることに期待したいと思います。
関連ページ:ライブラリートークレポートーアカデミーヒルズ
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