[イベント] デジタルマーケティングNEXT 2009(その2)

 今日は、午前中また東京ビッグサイトのデジタルマーケティングNEXT 2009へ行ってきました。目当てのセッションは、主催者セミナー「マーケティング・プロセス・イノベーション」神岡太郎先生の講演と、デジタルサイネージコンソーシアムのパネルディスカッション「デジタルサイネージのここが問題だ」の二つでした。

 最初の神岡先生のセッションは、「顧客との関係で企業の価値を考える」という視点でマーケティング・プロセス・イノベーションを起こすというお話です。
 簡単に説明する事は難しいかもしれませんが、要はマーケティング・プロセスの構造変化が起きているということ。例えば、Media Landscape、Digital Technology、CGM/CGX、Accountability、CSR、Globalization、Industry Structureといったところで大きな変化が起きていて、そうした変化に対応できないマーケティングが機能しなくなってきているという話をされていました。
 こうした状況の中で、ビジネス全体の仕組みを構築し直す必要があり、マーケティング活動を企業活動全体の中にどのように組み込むかが重要になる。そのために必要なのは、顧客との関係を中心にしたビジネスプロセスの変革であるということです。
 つまり、ここで必要なのはマーケティング・イノベーション(マーケティングそれ自体のイノベーション)と言うより、マーケティングをキーにしたイノベーションで、顧客中心にビジネスロジックそのものを構築し直すことだというわけです。
 ともすると、マーケティングに関しては「イノベーション」まで行かずに「イノベーティブ」で終わってしまうことが多い。いくらイノベーティブな「プロジェクト」を実施しても、そこで得たインサイトやナレッジをプロセス化(可視化)しなければ、イノベーションには至らないので、そこを大切にするべきだということでした。

 次の、デジタルサイネージコンソーシアムのパネルディスカッション「デジタルサイネージのここが問題だ」では、IMAGICA イメージワークスの喜多村真氏、彩ネットアドの佐々木大祐氏、寒山の川村行治氏をパネリストに迎え、DSC 江口靖二氏の司会進行でいろいろな意見が出されました。

 全体的なトーンとしては、江口氏の「(デジタルサイネージは)新機軸のメディアととらえるよりも、既存ローカルメディアの進化型と考えた方がよいのではないか」という発言に象徴されるように、大都市繁華街の大型サイネージをWEB広告やマスメディア的に使うと言うより、デジタルテクノロジーによって設置や更新が簡単になり、手軽に発信可能なローカルメディアとして地元密着型で発展させていくべき、という感じでまとまりました。
 実際、私もそう考えています。とりわけローカルの中小企業にとっては、WEB同様に自社メディアとしての有効活用が可能だと思います。全国、全世界へ向けて発信するWEBと、特定エリア向け情報発信ツールとしてのデジタルサイネージのコンビネーションは、何か可能性を感じるものがあります。

 デジタルマーケティングNEXT2009会場を、これにて後にしました。全体的な感想を言うと、もう少し出展者が多ければ面白かったのではないかと思います。せっかくセミナーでは面白いテーマも多く出ていたのですから、展示のほうも充実してもらえば良いイベントになるのではないでしょうか。とりあえず来年に期待です。

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2009/11/13 14:38



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