書評: フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

フリーでいただいたもの

[フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略]

「ロングテール」のクリス・アンダーソンさんがまたやってくれました、の本書 フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

無料(フリー)を活用したビジネスが昔からあったこと、データのデジタル化に伴って複製のコストが0に近づいたことで、フリーを使った新しいビジネスモデルが多数登場したこと、を、豊富な事例と歴史的な資料をふんだんに使って読み解いてくれる本です。

デジタルと著作権のまわりで起こるトラブルと、それに対して中国やブラジルで起こっている新しい時代のビジネス関して、ラジオの広告、そしてそれのバリエーションであるテレビの広告、という僕達が当たり前のものとして受け取っているフリーを使ったモデルも、ラジオの黎明期には確立したアイデアではなく、直接課金など他の方法も模索されていた、など、過去の面白い話もたくさん載っていたのが個人的にはツボでした。

「ロングテール」でも出版後の調べてロングテールではなかった事例があったように、またどんな業界のどんな商売にも適応できるようなものではなかったのと同様に、フリーや本書で紹介されている様々なビジネスのアイデアも、なんにでも使えるものではないでしょう。しかし、こういったやり方でも継続するサービスが成り立つことがあるのだ、という情報は、知っておいて損がないのでは、と考えさせられました。


[書評に関する注意書き]

書評
2009/11/20 18:05



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