人物紹介コーナー トゥムルバートル・デレグ氏(47号、2009年7月26日発行)

 今回から、新たな企画として、『人物紹介コーナー』を立ち上げます。国内外で、将棋の普及に力を注がれている人々を取り上げ、紹介していきます。もちろん、人物そのものに焦点を当てていくわけですが、人物を囲む周りの風景をどれほど伝えることができるかが、このコーナーの成否。肩の力を抜きつつも気息を整えて取り組んで行きたいと思います。
それでは、第1回としまして、モンゴル国のトゥムルバートル・デレグ氏を紹介します。(松岡信行)

 モンゴルから最近、トゥムルバートル氏が来日されたという情報が得られたので、5月27日、早速、モンゴルの将棋の事情を知ろうと取材に伺った。会って、先ず驚いたのは日本語の堪能なこと。それもそのはず、モスクワ大学で日本語を学び、東京外国語大学に留学。日本文学をモンゴル語に翻訳する作業を進められているとのことだ。さらに驚いたのは、翻訳の内容。川端康成の「伊豆の踊り子」、大江健三郎の「不意の唖」、司馬遼太郎の「最後の将軍」「明治という国家」。その他、芥川龍之介・伊藤左千夫・夏目漱石、更に現在は三島由紀夫の「潮騒」、新渡戸稲造の「武士道」を翻訳中とのこと。モンゴルに日本の文化を紹介しようと、「ニッポン・ニュース」を発行し、更には、モンゴルの「大相撲中継」の解説者としても活躍というのだから、思わず、
「トゥムルバートルさん以外に、日本を紹介できる人が居ないのですか」
 と聞いてしまった。
「たくさんいますよ」との答え。少し安心した。

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2009年発行 | モンゴル | 人物紹介コーナー
2009/11/28 22:50



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