オールブラックのトレッキングブーツ僕が山登りを始めたころ、マインドル・スーパーマッターホーンという憧れのブーツがありました。
当時のマインドルのハイエンドモデルで、売り場でひときわ目を引くオールブラックに真っ赤のシューレースという、見ただけでシビレるカッコよさ。
孤高の”本物感”を漂わせたそのブーツ、欲しくて欲しくてたまらなかったんだけど、学生で金のなかった身にはとても手が届かない値段。
お店の棚に並んでいる姿を指をくわえて眺めるほかなく、ショップオリジナルの安いブーツを買って帰ったものでした。
そして昨日、東京・池袋で行なわれたメーカー合同展示会に足を運んだ僕は、入口奥の展示棚最上段に置いてある靴に目が釘付けに。
おお! スーパーマッターホーン!!!
……ではなく、この春から発売予定のザンバラン・ラゴライNW GTというニューモデルでした。スーパーマッターホーンは雪山用ブーツでしたが、こいつは基本的に無雪期用のトレッキングモデル。
しかし、しかし……このイメージはまさにスーパーマッターホーンの再来だ。
どうですか、このシブすぎるルックス!!!
見た目だけで衝動買いしてしまいそう。
使われている革は最高級のフルグレインレザー。
それに、見た目にも大きな特徴となっている、ソール周囲のステッチ。これはノルウィージャン製法という非常に手間のかかる製法で、それゆえに一部のハンドメイドをのぞいて最近ではまったく見なくなってしまっていました。
ノルウィージャン製法は、コストが高くなるから他ブーツでは採用しないだけで、見た目にはクラシックだけど品質的にはいまでも最高のもの。
中身は現代の技術で武装されており、もちろんゴアテックス採用。ソールは衝撃吸収性が高いもので、スーパーマッターホーンのころの靴とは別次元の履き心地になっている。
つまり中身的には現代の最新ブーツ。
たんなる懐古趣味ではないのだ。
だがしかし、腰がカクーンとくるお値段。
ザンバランの雪山用アルパインブーツより高いんですよ。
まあ、個人的には、この際、値段は気にならないけどね。
基本構造はラゴライと同じだけど、つま先のラバープロテクター付き。革はこれまたコストがかかるタンニンなめしで、手作業でできる微妙なムラは、一足一足違って、同じものはないらしい。
名前は