【2011年ウィンブルドン】リシキの快進撃も準決勝でストップ

 ウィンブルドンでは、ワイルドカード(主催者推薦)から決勝進出を果たした選手はいない。前哨戦のバーミンガムで優勝し、ウィンブルドン準々決勝までグラスコートで11連勝してきたザビーネ・リシキの快進撃も、準決勝でマリア・シャラポワに止められた。
 09年のウィンブルドンで8強入りの実績を持つリシキがワイルドカードというのは、ランキングを大きく落としていたからだ。昨年、左足首を痛め、5カ月近くツアーを離脱。この3月には218位まで下降した。そこから這い上がってのベスト4だった。
 前にも書いたが、先の全仏オープンで、ズボナレワとの試合中にけいれんを起こし、懸命に--あえて書くなら、むさぼるように水分と栄養を摂取して最後まで戦った姿が印象深い。最後は全身けいれんで動けなくなり、担架の世話になった。その瞬間までは、何としても戦い抜くという意志の力がケイレンの痛みを制していたのだろう。
 ビッグサーバーだが、どちらかと言えば不器用な選手だ。ただ真面目に、貪欲に取り組んで今の地位を築いた。全仏優勝の李娜を破ってのベスト4。3回戦では日本期待の土居美咲を破った。このウィンブルドンで、最もインパクトを残した選手の一人であることは言うまでもない。

2011/07/01 04:29



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