姿勢は心の鏡と言われる理由● 姿勢の悪い人が多くなりました。
街行く人たち、特に若い人の歩く姿を見ていると「ずいぶん姿勢が悪くなったなぁ~」と思う
ことがあります。
両肩を上下に、あるいは前後に大きく揺すって歩く人、背中を丸めてペタンペタンと足裏全体
をつけて無気力に歩く人、両肩を落とし背中を丸めて歩く人など、様々です。
また、電車に乗っても、座るなり足を組む人や前傾みになって足を投げ出している人が多く、
見た目にもよい恰好とは言えません。
こうした姿勢の悪い人は、ここ数年急増しているのではないでしょうか。
残業が重なり、仕事の疲労がとれないお父さん、子育てとパートに追われるお母さん、
グルメや旅行だと遊びに忙しい若い人たちの中にも、「あ~ぁだるい、身体がどうも疲れて・・・」
と背中をぐたっと丸めている人を多くみかけます。
私たちは悲しい時など、意識するわけではないのに肩を落とし自然と背中を丸めた恰好を
とります。身体を丸めて縮こまろうとします。
ところが、積極的に活動している時や健康でハツラツとしている時は、一様に胸を張り、
背筋もピンとなる姿勢をとっています。
それは本人が意識するしないに関わらず、そのときの感情が身体に反応するためです。
そのため、姿勢は「内的感情の表現」とも言われているのです。
● 良い姿勢は美しい
よい姿勢とは概して傍目から見ても美しいものです。
姿勢が内的感情の表現、つまり心の鏡とするなら、姿勢の良い人は心が平穏で、前向きで
積極的、健康的な生活をしている人と言えます。
何故なら、良い姿勢は立位を保つための最小のエネルギー消費で済みますから、健康度や
回復力は高くなります。それだけ幅広く活発な生活が出来るというわけです。
反対に、悪い姿勢の人は首や腰のバランスを崩していますから、無意識の不快感や
イライラを常に抱いています。
ですから、何をするにしても疲れやすい、集中力がない、根気がないといった
ことになり、中には意識的な痛みやしびれを起こしたりすることさえあるのです。
普段、漠然と「姿勢」というものを捉えていますが、その姿勢の良し悪しがあなたの健康を
左右しているとしたら、姿勢もおろそかにはできないでしょう。
その上、姿勢がその人の心を反映しているとしたら、あなたはもっと姿勢について関心を
もつ必要があります。
● 姿勢という言葉の意味
では、姿勢とは何か。それを述べる前に、姿勢の意味について確認しておきましょう。
なぜなら、姿勢は一般に理解されているような外見的な姿だけを指しているのでは
ないからです。それは「姿勢」という言葉からも知ることができます。
姿勢の「姿」という字は、「次」(整うという意)と「女」とからできていて、女の整った美しい
姿を意味しています。
「勢」という字は、「執」(草木を植えるという意)と「力」とからできていて、草木を成長させる力、
勢いを示しています。
つまり、「姿」は外見的な型で静的な面を、「勢」は内面的な力で動的な面を表しています。
この「姿」と「勢」という二つの字を組み合
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