都三鷹vs都駒場駒澤の準決勝第2試合目は、三鷹と駒場の都立対決です。小雨が降るか降らないかというスッキリしない空模様の下、準々決勝でそれぞれ関東第一と國學院久我山の強豪を下した両校が、決勝への切符をつかむべくピッチに飛び出しました。
両校とも準々決勝では高いチーム力を見せており、どちらが先に主導権を握るか気になっていたのですが、先手を取ったのは三鷹でした。前半4分、中央でボールを持つ18番のスルーパスから、10番が落ち着いてシュートを決めていきなり先制します。お互いに探り合っているかな?と思われた段階での得点だけに、その後の展開に大きく影響したのではないでしょうか。最初のチャンスをしっかりと決める勝負強さは見事の一言です。
リードして少し余裕が生まれたのか、ここから三鷹ペースで試合は進みます。駒場はこの日もよく声を出していたGKをはじめ、ディフェンス陣の出番が多い受け身の展開となりました。前線にボールを運んでCKやFKを得ることも多かったのですが、三鷹が中盤で効果的にプレッシャーをかけていたため、なかなか前でボールをキープできません。駒場には耐える時間が続くこととなります。
三鷹は前半26分、7番が左サイド深い位置からセンタリングを上げ、11番が飛び込む惜しい場面を作ります。非常に速くて迫力のある展開でした。27分には、またも左サイドでのパス交換から7番がミドルシュートを撃ちますが、これはGKがキャッチします。36分にも左サイドから14番が1人かわしてシュートすると、駒場4番に当たったボールはクロスバーわずか下の枠内へ向かって飛んでいきますが、GKが見事なセービングでゴールを死守します。この時間帯は、2点目を取りたい、取らせないというせめぎ合いでしたが、守る駒場の気持ちが上回っていたように感じました。前半はこのまま三鷹1点リードで終わります。
後半に入ると駒場が積極的に攻撃を仕掛けます。後半6分、左サイドからのセンタリングに、ファーサイドの10番が果敢にオーバーヘッドで合わせました。ゴールにこそならなかったものの、まず同点に追いつきたい駒場の気持ちが伝わってくるプレーでした。もちろん気持ちだけでなく、事実、前半よりも前線でパスがつながっていきます。ハーフタイムでしっかり修正できるのは、さすが準決勝まで勝ち上がってきたチームです。
ここまで駒場ペースで進む後半でしたが、後半10分ごろから三鷹が勝負を決めようと一気にたたみかけます。15分に駒場19番のシュートがわずかにゴール上に外れる場面がありましたが、それ以外は約10分間にわたって三鷹の厚い攻撃が続きました。体を張って守る駒場の壁を崩したのは、またしても10番でした。中央の7番からのスルーパスに反応し、うまくボールをコントロールしてからのシュートは、GKが足で触るもゴールに吸い込まれました。1点目と同じパターンで得点できるところに、三鷹の強さをかいま見たような気がします。
2点差をつけられた駒場は自然と前がかりになります。左サイド9番がアクセントとなり三鷹ゴールに近づきますが、決定的な局面は作らせてもらえませんでした。対する三鷹は後半31分、左サイドでロングボールを受けた10番が、一瞬でスピードを上げゴールライン際まで持ち込みます。そして中央でフリーの18番に「後は決めるだけ」のパスを出すと、18番がこれをきっちりと決めてスコアを3-0としました。
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