かえつ有明vs都立石神井

いよいよ選手権東京都大会が始まりました。このブログで情報いただいたこともあり、かえつ有明高校対都立石神井高校の一戦を観にいきました。写真は試合開始直前のかえつ有明高校の様子ですが、反対側で試合前の練習をする石神井とは対照的に、かえつ有明はフィールドで調整することは一切なく、監督からの指示の徹底のみがなされてました。ご存知の方も多いと思いますが、このかえつ有明の中込監督は元アビスパ福岡に所属していた元Jリーガーです。世代的には井原正巳さんと同じで、Jリーグ発足前もPJMフューチャーズとかで活躍された方です。そしてこのかえつ有明高校はもともと嘉悦女子高等学校という女子高だったんですが、本年度から男女共学になった学校なので、この選手権予選の登録メンバーは全員1年生なのです。したがいまして元Jリーガー監督がオール1年生で都大会に乗り込んできた、というわけであります。

このように話題が豊富なかえつ有明ですが、都大会1回戦では地区予選で東亜学園を破って勝ち進んできた都立石神井高校と当たることになりました。

ゲームは開始10分くらいまでは一進一退でしたが、徐々に石神井が押し込んでいきます。22分の石神井10番の選手のドリブルシュートは惜しかったですが、かえつ有明も体を張ってよく守ったと思います。このように左右をワイドに使って組織的に攻めて組織的に守る石神井に対し、かえつ有明はどちらかというとこの技術を活かしながら、ボールを奪ったら速攻気味に早めに前線の10番と11番の選手に供給する、という感じでした。

ただ、びっくりしたのはかえつ有明の選手の個々の能力です。さすがに顔つきは半年前までは中学生ですからあどけないのですが、全員が1対1にめっぽう強く、基本技術もフィジカルもとても1年生とは思えないレベルなのです。特にDFの4番の選手なんか年ごまかしてんじゃないかと思うほど高校年代では完成の域にあるくらいの選手でした。また、GKもすごいです。特に飛び出しの判断とパンチングの技術は一級品ですね。石神井の攻撃は最後の最後にことごとくこの4番の選手とGKに跳ね返されていました。

ゲームは前半終了間際にかえつ有明に10番の選手の抜け出しからのシュートと右CKからの惜しいヘディングシュートがあったものの、終始石神井優勢のまま前半は0-0で終了しました。

後半に入って47分、石神井が右サイドを崩してゴール前絶好のポジションの選手にボールを供給、決定的場面を作ります。しかし、ここもかえつ有明のGKのファインプレーで得点できません。

この数分後、今度はかえつ有明が左CKからチャンスを作り、一度はクリアされますがそれを左サイドの選手が拾い、低くて速いシュート気味のボールを入れ、これにダイレクトで合わせてかえつ有明が先制します。

高校サッカー取材記事’06
2006/09/17 23:59



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