かえつ有明vs東海大菅生

都立石神井を零封し、私立武蔵に圧勝して勝ちあがってきた驚異の1年生軍団かえつ有明が強豪東海大菅生に挑んだ一戦です。

試合開始前のかえつ有明は監督の「長い距離を走れ」という指示のもと、入念にアップ、一方東海大菅生は広く展開する練習をしてました。

東海大菅生も相手が全員1年生とはいえ、侮れない相手であることは十分承知の上でゲームに臨んだことと思います。

それでも、開始早々かえつ有明が速攻から先制します。反対側のゴール裏にいたのでよく観えませんでしたが、あっという間の出来事でした。それぐらい鮮やかな速攻でした。

ただ、この先制点で目が覚めたのか東海大菅生はこの後何度か決定的場面を作り出します。しかし、かえつ有明はキーパーのファインプレーやシュートがポストをたたく幸運さもあってしのいでいきました。

しかし、前半25分に同点にされた後、右から中央にドリブルで突破されてゴール正面から完璧なシュートを決められ逆転を許します。

選手権出場経験のある東海大菅生に激しいプレッシャーと多彩な攻撃で追い込まれ、なかなかリズムをつかめないかえつ有明は後半に2点を追加され、1-4で破れました。「相手のいいところを消しながら自分たちの持ち味を出す」東海大菅生はさすがでした。

ポイントは前半だったように思います。石神井戦のように粘り強く守って1点を争うような接戦に持ち込み、後半にリードを奪って押し切るようなゲーム展開が望ましかったのではないでしょうか。こう考えるとあの先制点は予想外に早く入ったと言えます。そして、あまりにも早く逆転を許してしまいました。サッカーに「もしも」や「たられば」は禁句ですが、願わくば前半1-0、最低でも1-1の同点だったら違う展開になっていかもしれません。

波に乗ったときには爆発的な攻撃力を発揮するこのオール1年生のチームも、東海大菅生のような歴史ある強豪校相手に後半の40分間失点せず、かつ2点とらなければならない展開はさぞきつかったろうと思います。

でもオール1年生のチームが都大会で2回勝ち、敗れはしましたが東海大菅生相手に先制パンチ食らわして本気ださせるんですから「すごい」です。

新人戦は逆にこのままのチームで戦える強みもありますね。関東大会には出るのも現実味があります。いや、ぜひ出てほしいです。下の写真は前の試合を観ているかえつ有明の選手たちです。本当、あどけない顔ばかりです。でもサッカーはどこか野武士的でなかなかお目にかかれないチームです。

私も時間が許す限りかえつ有明を追いかけてみようと思います。彼らが3年生になったとき、どういうチームになっているか、ブログを使って記録してみようかなと思っています。

なお、サッカーとは関係ないですが、かえつ有明の制服はさっぱりとしていて清潔感にあふれ、しかもデザインのセンスもいい制服でした。

高校サッカー取材2006
2006/10/25 22:22



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