パピルス

紙の発明は、紀元前1世紀頃、中国で行われたといわれています。その製紙技術は現代と基本的には代わらないもので、いわゆる「漉く」という作業を経てつくられるものでした。中国で発明された紙が、各地に伝わり、シルクロードを通って西欧諸国にももたらされるのですが、それはやっと11世紀頃のこと、ヨーロッパは長らく紙というものを持たなかったわけです。

しかし、現代につながる「紙」というものではありませんでしたが、古代エジプトには「パピルス」がありました。紙のように植物の繊維を一旦溶かすことをしていませんが、同じ植物繊維をたたいて薄くすることによって、ものを書くことができるようにしたものでした。これは紀元前2500年頃すでに、エジプトには存在していますが、発祥はエジプトではなく、メソポタミアだった可能性もあります。

最近は電子化の流れがあるとはいえ、我々は、紙に印刷や書かれた文字によって知識や技術を蓄積し、文明を発展させてきました。

そういった意味で、「何かと書き残すこことに熱心だった」古代エジプトの民が、直接的な紙の先祖ではなくても、紙と同じような機能を持ったパピルスを使っていたのは、当然なことかもしれません。文明の基礎、そして教育の基礎は「読み、書き、計算」にあるというのは、紀元前3000年から変わらぬ真理だったようです。

直接の先祖ではなくても、パピルスが、フランス語のパピエ、英語のペーパーの語源になっているのは、広く知られています。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週のSpice of the Journeyは,、「ピラミッドと古代文明」という話題でお話ししています。

地球の各地に現れた古代文明。人間が定住農耕生活を行うようになって、自然発生的に起こったため、古代文明は大体川のほとりで生まれたと考えられています。その中でも「ナイルのたまもの」と言われ、長い長い歴史を持ち、その後のギリシア・ローマに影響を与え、ヨーロッパ文明の基礎ともなった古代エジプト文明ですが、この文明は、現代の尺度から考えても大変な建造物を建てたことで有名です。数々の神殿、そしてピラミッドにスフィンクス。現在ピラミッドは王の墓だけでなく、複合宗教施設として考えられていますが、果たしてそれだけなのでしょうか?

今週は、ピラミッドの謎からスタートして、エジプト古代文明を広く回ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は、「2」がならぶ日。「ニャーニャーニャー」とよんで、猫の日、です。今日は、クラシック音楽の中の猫にたくさん登場してもらいましょう。

2012/02/22 07:00



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