春の訪れ

 今年は、あまり梅を見ないままシーズンが過ぎてしまった。

家の近所の、2月はじめに真っ先に咲く白梅は、花の数が少なく、

さびしかった。その頃、実家の庭にある、成人の記念にもらった紅梅と、

妹の分のピンクの梅は順調に咲いていたが‥じっくり見る機会がなかった。

  

  梅を楽しむ前に、3月にはいるとすぐに南森町の桜が満開になった。

いつも真っ先に咲き出す桜だが、今年さらに早かった気がする。

 

  いつも2月の終わりから3月の1週目に大阪城の梅林を見に行くのだが、

今年はなかなか時間がとれず、2週目の週末になって、行ってみた。

すでに梅は散り、梅林はさびしいものだった。がっかりした帰り道‥

花盛りの公園を見つけて行ってみると、桃園だった。大阪城に桃園があるのは

これまで気づかずにいた。今シーズン初めてじっくり楽しんだのは、桃‥

という初体験だった。桃にも白や紅があるので驚いた。

 

  最近忙しいせいか、あまり外界に目を向けないでいる‥。よくない傾向だ。

  少し前、NHKの朝のニュースの一コマで「体内カレンダー」という話を

していた。体内時計はよく聞くが、体内カレンダーというのは初めて聞いた。

これも、日照時間の長さで季節を感じているのだそうだ。日照時間が短ければ

活動のエネルギーは減る‥。自然の中で暮らしていれば至極もっともなことだ。

睡眠障害の治療に光療法があることは知っていたが、冬季うつ病や糖尿病の

食事療法のリズム補正に光療法があるらしい。

    

 昼も夜もなく、季節の別なく暮らしていると、どんどん心身の感覚が麻痺して

くるように思える。仕事や勉強の都合で、夜遅くまで起きていることは、止むを得ないが

睡眠障害や冬季うつになったらそうはいっていられない。そうならないように‥できるだけ

意識して、自然の力を取り入れるようにしたいものだ。

簡単にできること‥外の空気を吸う、空を見上げる‥花や緑を楽しむ‥など。

  

  桜の開花はもう始まっている。何とか時間を取って、花を愛でに行きたいものだ。

  

 

2009/03/19 10:31



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